湘南サイクリングクラブ

2016年11月17日

 

湘南サイクリング・クラブ 第15回クラブラン

  

実施日: 20161117

 集合場所: 東京湾フェリー久里浜港ターミナルビル

 コース:  集合場所―ペリー記念館(ペリー公園)-燈明堂―浦賀の渡し船-観音崎公園(たたら浜、レストランマテリア、観音崎灯台、砲台跡)-久里浜

 走行: 約19km、徒歩約1時間

  

前日の天気予報では曇りでしたが、朝から日差しが眩しいほどの絶好の小春日和でしかも風もなく暖かな一日。最高にラッキーでした。今回少々残念だったのは女性の参加者がおられなかった事でしたでしょうか?

  

ご参考までに、昨今のサイクリングブームでスポーツ自転車乗りにも三浦半島に来てもらおうと三浦半島観光連絡協議会(三浦市・横須賀市・葉山町・逗子市・鎌倉市及び地元協力企業)がサイクリストの誘致を図るLAUMIと呼ばれる活動を推進しています。その一環としてJR久里浜駅にある自転車組み立てスペースを取って空気入れもあるCYCLE AID STATIONの設置や三浦半島に8か所のマイルストーンの設置があります。(写真をご参照下さい。)

  

さて本題ですが、今回の参加者5名の内3名がJR久里浜駅まで折たたみ自転車を輪行袋に入れ、駅のCYCLE AID STATIONで組み立て集合場所へ自走し、2名が車で集合場所近くの駐車場に止め其処から集合場所まで自走して集まりました。皆さん時間の余裕を見て来られたので予定通り10時に出発。

 

まず目と鼻の先にあるペリー記念館を訪れ、久里浜・浦賀の当時の歴史に触れた後、三浦半島八景の一つですが余り知られていない燈明堂へ快走。1648年に浦賀港の入口に設置された和式灯台で浦賀水道を通る船の航行を観音崎灯台が出来る明治2年まで静かに見守っていたとの事。

 房総半島が7km程右手の距離に見える海岸沿いの道を、温かい日差しに照らされて心地よく潮風を受けて走れるのがサイクリングの醍醐味です。

 

少し走ると浦賀港内の東岸西岸を行き来する渡し船乗り場です。自転車もそのまま一緒に積め地元の方の足にもなっている渡し船で、乗船時間は僅か23分程度ですが昔ながらの良さを味わえました。

 

自転車と上陸後、鴨居港を通過すると観音崎公園の南端に位置する、たたら浜に到着。ここには黒船をモチーフにした上述のマイルストーンが設置されており記念撮影後きれいな海が望めるレストランマテリアにて上品なランチメニュ―を注文。(ランチに付いているデザートやコーヒーを食しても我々65歳前後の男性自転車乗りには腹7分程度でしたが・・・)

 

昼食後は徒歩で手堀の小さなトンネルを抜けて、磯の連なる海沿いの道より丘に登ると誰もがご存知の観音崎灯台が目の前に堂々とそびえ立っていました。灯台の上からの景色は東京湾を行き交う大小の船の軌跡が穏やかな海面に長く伸びて美しい。

 この丘よりきれいな断層のある切通しを下ってゆくと、明治17年に完成した砲台跡がありレンガ作りの短いトンネルが当時をひっそりと偲ばせていました。

 自転車に戻り緩やかな坂道を下りほぼ来た道を久里浜へ戻りました。

  

今回のクラブランは平坦地で距離が短い割に東京湾岸沿いの見どころも多く、のんびりと自転車で歴史散策とウオ―キングも組み合わせたようなクラブランでした。

  

                         松原英明(S47卒)記

 


当日の写真です。