ことし1月1日に発生した能登半島地震から、早4か月以上が経過しました。復旧には程遠い状態で、いまだに厳しい環境での暮らしを余儀なくされる人も多くいます。
4月29日から5月2日まで、、石川県の志賀町と穴水町にて、災害鍼灸プロジェクトという組織に入り施術させていただきました。家屋の倒壊、道路の陥没や土砂崩れなどの惨状をたくさん目にしましたが、何よりこの地に生きる人々の心と体のケアが必要不可欠な状況です。
わたしは、大学卒業後は証券営業をしていましたが、もっと根本的に人と関わりたいと思い、鍼灸師になりました。こうした被災地で、誰かの役に立てるのは、鍼灸師になった一番の醍醐味とあらためて感じました。(河邉千佳 H19 産観卒)