感動の2日間でした!
10月18日(土)、1時間早まったスタートに合わせて、8時30分に西立川駅の改札を出ると、立教の幟(のぼり)が目に入ります。見知らぬ顔に会釈しながら進むと、同じように幟を掲げる光景が続き、やがて湘南立教会の大きな幟と顔見知りのメンバーに出会い、応援場所である18km地点へと移動しました。
立教の幟の多さがひときわ目立ちます。途中でエース・馬場選手の欠場を知り、不安がよぎります。上位10名のタイムが揃いそうなので、早く10人目が通過してほしいと思っていましたが、9人目以降がなかなか現れません。「馬場選手がいれば、とっくに10人通過していたのに」と話しながら、不安な気持ちで待ち続け、ようやく10人目が通過しました。
発表会場へ移動すると、多くの幟が立ち並ぶなか、立教の幟が最も多く、圧倒的な存在感を放っていました。以前は顔見知りばかりでしたが、今回はいろいろな会が参加しており、新設された湘南立教会の大幟はまるでシンボルのよう。後日テレビで見ても、ひときわ目立つ存在でした。「良いものを作ってくれた」と感心しました。
緊張が続く中 発表を聞きます。7位、8位、9位……ダメかもしれない。運命の発表、「10位……立教大学」。一呼吸おいて、へたり込みそうなほどの喜びがこみ上げました。
翌日、ホームカミングデーでは9号館で箱根駅伝予選会の報告会が開催され、満席の中、ようやく席に座ることができました。理事長、校友会長、総長のスピーチに続き、高林監督が登壇。
「1週間前に馬場選手が体調を崩しましたが、馬場なしでも通過できる実力があると信じ、選手たちは一致団結して挑みました。他校は集団走行で互いに鼓舞しながら効率的に走っていましたが、立教は選手自身の意向で、それぞれ個人が自主的なペースで、自分で考えながら走ることを選びました。本戦では集団走行ではないため、それを見据えた判断でした。皆さまにはひやひやさせ申し訳ありませんでしたが、馬場選手が復帰する今後は安心してください。」
続いて、國安キャプテンからの言葉。
「1時間早いスタートで前半は楽でしたが、後半に日差しが差してくるときつくなりました。そんな中、公園に入ると多くの校友の皆様からの大声援があり、選手一同、どれほど勇気づけられ、後押しされたか計り知れません。ありがたい限りです。」
同封の号外はあっという間に配布し終え、翌日分もすぐに無くなってしまいました!
(鶴岡 健 S39経済卒)