健康ウォーキングの会

2018年5月24日(木)



健康ウォーキングの会 5月例会  

 

実施日 : 524日(木)

 参加者 : 8

 コース : 入生田駅 ~ 箱根登山鉄道車庫 ~ 駒ノ爪橋跡碑 ~ 

 山崎発電所 ~ 牛頭天王神社 ~ 山崎の古戦場跡碑 ~

 前田橋(吊り橋) ~ 三枚橋発電所 ~ 極楽橋跡碑 ~

 箱根町役場 ~ 白山神社 ~ 早雲寺 ~ 吉池旅館 ~ 

 白石地蔵 ~ 湯本駅

 

普段は何気なく通り過ぎてしまう細い道に沢山ある碑や橋を再発見するために入生田駅から湯本駅までガイドの府川喜代江さん(NPO法人小田原ガイド協会)の案内でじっくりゆっくり巡りました。

 

 入生田駅近くの箱根登山鉄道にはレールが三本ある。箱根登山鉄道(標準軌間1,435㎜)と小田急(狭軌間1,067㎜)が片側のレールを共用するために導入された「三線軌条」のことを初めて知った。これは狭軌を利用している小田急の電車が湯本駅まで乗り入れるための方法で、当初は小田原駅から湯本駅まで敷設されていたが、2006年以降、車庫のある入生田駅と箱根湯本駅以外の区間についてはなくなったようだ。写真に撮ったので三本レールをご覧下さい。

 

 山崎の古戦場跡の近く早川に架かる前田橋(吊り橋)がある。高さ、長さ、距離もある。大人4人までと書いてあり、渡ってみると揺れて結構スリルを感じる

 ことができた。箱根で吊り橋~知らなかった。お薦めします❢

 

 湯本駅の手前にある三枚橋で早川を渡り箱根旧街道(早雲通り)を時々車で通っていたのだが、北条氏時代には川幅が広く2つの中洲があって3つの橋が架けられていた。順番に地獄橋、極楽橋、三昧橋と言い、渡ったところに早雲寺の総門があり、どんな罪人も寺に逃げ込めば罪を免れると言われ、極楽橋まで渡ると追っても追わずに助かったという。歴史が分かると、なるほど!

 

 早雲寺は戦国時代、関東に覇を唱えた小田原北条氏の菩提寺として知られる。

 山門には「金湯山」と書かれた扁額が架けられている。これは江戸時代初期に来日した朝鮮使節団の雪峯の筆になるそうだ。早雲寺は天正18年(1590年)

 豊臣秀吉の小田原攻めの際に火を放たれ、すべて灰燼に帰してしまった。

 本堂は宝暦8(1785)の火災後に復旧された。中には北条早雲画像(国指定重要文化財)などの貴重な文化財が大切保管されている。

 

 吉池旅館の回遊式庭園「山月園」は1万坪の広さで、中には旧岩崎彌之助別邸和館(国登録有形文化財)が建っている。今回はガイドの府川さんの計らいで特別に入園(約30分)鑑賞することが出来、皆さん大喜びであった。須雲川より引き入れた清流、四季折々の木々や草花・・・宿泊もせずに庭園だけ満喫できるなんて、通常ではあり得ないことが起きてしまうのが素晴らしい!

 

 今回もガイドの府川さんにはコース設定、下見及び特別鑑賞手配まで色々と

 お世話になりました。

 お陰様で新しい発見があり歴史への関心も高まり、心から感謝いたします。 

 来年もよろしくお願い申し上げます。

 

                      昭和49年卒  横山 司 

 

 


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