健康ウォーキングの会

2015年7月4日


「多摩川の両岸で新旧の施設を楽しむ」

6月度の健康ウォーキングは1週間遅れの7月4日(土)に行いましたが、当日は未明までの雨のためか参加者は6名(男性4名、女性2名)で少々寂しかったです。

今回は昨年11月の川崎の等々力緑地と多摩川堤防歩きの延長で、武蔵溝ノ口駅から スタートし大山街道沿いに歩き始め、まずは「大山街道ふるさと館」で各種の展示物や地図で当時の溝ノ口周辺の風景や歴史を学んで、次は二ヶ領用水(ニカリョウヨウスイ)の小川沿いの小道を歩き、久地円筒分水(クジエントウブンスイ)に到着。これは江戸時代に多摩川から取水して川崎領と稲毛領にまたがって流れていたことに由来して、神奈川県下で最も古い人口用水のひとつです。1579年 徳川家康の命により当時の代官が14年の歳月をかけ、1611年に完成させ、米の収穫量が飛躍的に伸びたと伝えられています。

また昭和16年(1941)平瀬川の改修に際して、農業用水の正確な分水管理の出来る分水装置として円筒分水の方式を採用し、4つの堀に分水し各堀への用水を円筒の円周比により正確に提供しました。戦後連合軍司令部の技師によりアメリカにも紹介されたと言われています。平瀬川沿いに多摩川土手まで歩き、昼食は河川敷のグランドのベンチで終え、後は、岡本かの子の文学碑を見て、多摩川の二子橋を渡って対岸の二子玉川駅に隣接の最近オープンした二子玉川ライズショッピングセンターを訪れました。4月末にオープンのテラスマーケットは世田谷区初の個性豊かなショップやレストランが登場し、そのうちの一つスペイン王室御用達のグルメストア「マヨルカ」で食後のデザートとして評判の「オペラ」と喫茶を楽しみました。また新業態「二子玉川蔦屋家電」の店舗の商品紹介のプレゼンテーションの斬新さに皆で驚き、また感心もしました。周りには若いカップルや子供連れの若い世代が多く和やかに楽しんでいました。

今回、午前中は今から400年前の用水路遺構を見て、午後は最新の都市生活空間の一部を訪ねて変化に富んだ一日でした。
 

(39年卒 柴崎 昌彦)
当日のフォトアルバム