健康ウォーキングの会

2014年10月25日



真鶴は当初6月催行を予定していたのだが、雨のため延期となり今回ようやく実現に漕ぎつけることができた。当日は待望の晴天となり、真鶴駅の改札口でガイドの安西さんと参加者を出迎えるため待っていたのだが、電車到着後にあれよあれよという間に人数が増えていき遂に24名❣最近では稀に見る多数の参加者となったのは幹事一同にとっても嬉しい誤算でした。

今回は2年前に巡った真鶴岬方面ではなくて歴史・ロマンに満ちた岩方面で計画。東海道線に沿った道を小田原方面へ進み石工先祖の碑…鎌倉時代に石材業を始めた土屋格衛などの業績を讃え、江戸時代末期に再建されたもの。土屋家は真鶴指折りの名家である。

細い路地と坂の多い林の中を進んでいくと兒子神社…十世紀の創立と言われ、惟喬親王と御子神を祭神として祀っている。大きな銀杏の木が印象に残った。7月中旬の例大祭は必見とのこと。瀧門寺…本堂と鐘楼の分厚い茅葺屋根が立派。大きな宝篋印塔と五層塔に圧倒された。古い墓が多い。

昼食は岩海岸にて。眼前には岩大橋が見える。1180年頼朝はここから房総半島に向けて船出した浜である。 午後は民俗資館…土屋氏旧宅を借用して昭和61年開館。一時は栄華を極めた石材業関係の資料のみならず、旧宅に保管されていた美術工芸品(徳富蘇峰の書、北大路魯山人の菓子鉢、バーナード・リーチの水入れなど素晴らしい展示品)を身近に見ることができた!

如来寺跡…古い境内には石窟があり、聖観音像、地蔵菩立像、十王像が安置されている。その後、ガイドの安西さんお薦めの店で多くの方がお土産に塩辛を購入したようだ。謡坂…石橋山の合戦に敗れた頼朝の再起を願い、土肥実平達が謡い踊ったと言われている。ここで8名が離団した。一本松…漁船から目印になる大きな松が立っていたが今はない。東の道祖神(両手で経巻を持っている)が見られる。さば大師…魚の供養及び海上安全・大漁祈願のための鯖(生飯)大師と地蔵が立っている。ここからの海の景色が素晴らしい!

駅前で解散したが、有志で近くの福浦食堂にて反省会。安西さんにも加わっていただき、生ビールと鯵フライ(又はカマスフライ)のお手軽セット(1,000円)で大いに盛り上がった。安西さん、今回もお世話になりありがとうございました!
 
横山 司(S49観光)