健康ウォーキングの会

2013年11月23日



糟屋通り大山みち


 晩秋の連休初日は絶好のウォーキング日和。平塚駅に集合したのは13名。いつもより平均年齢がやや高そうかな??本来ならば相模川河口にあった須賀湊(平塚漁港)から出発すべきなのだが、1月の平塚七福神巡りで平塚駅まで同じルートを歩いているため今回は割愛とした。

平塚駅北口から旧東海道を横切り、不動会商店街と宮松町商店街を抜け市役所前の交差点から桜通りを北上。火の見櫓が目印の第二歩道橋南交差点を左折、少し行くと左側に大山不動の道標と馬頭観音があった。さらに進むと右側の奥に大きな石の鳥居が見える。その手前右側に「中原街道の碑」がある。昔の中原街道は真土(しんど)神社の脇を通っていたのである。神社の境内からは大山を真正面に見ることができた。

休憩をしてから、再び大山道に戻り北上。横内交差点を左折して近くの御霊神社で昼食、ここで体力体調を考慮されたか数名の方が離団。高架の東海道新幹線をくぐり抜け笠張川を渡り、しばらくして小稲葉バス停すぐの交差点を右折。左側には木立に囲まれた八幡神社があり、鳥居の脇には道祖神が見られた。次の十字路を左折すると両側に水田が開ける。やがて緩い坂道を登ると右側に新屋自治会館、敷地内には道標(右→大山、左→ひらつか)、庚申塔、道祖神が立てられている。会館前のT字路は玉川緑道で、かつては玉川が流れていた。緑道に入って約50mで左折、そばには玉川山延命寺跡の案内板が立てられており、三体の地蔵尊が祀られている。

歌川に架かる源氏橋を過ぎると右側に八坂神社がある。境内には二十三夜塔(1843年作)、庚申塔、大山不動明王など石造物が並んでいる。神社の先にあるT字路を右折すると再びT字路、曲がり角の左側には三体の地蔵尊や道祖神が祀られている。そこを左折し、先の二叉を右折すると大きくなった大山が見える農道一本道が続く。右側の歌川沿いに「あやめの里」がある。ここは米の減反政策の一環として花菖蒲を栽培したのが始まりで、毎年5月下旬から6月中旬に「あやめまつり」が開催され大勢の見物客が訪れる。やがて渋田川に沿った道とぶつかるが、その角にも道標が置かれている。

次にススキがきれいな渋田川沿いの道を上流方面に進み(下流方面は約500mのところに芝桜の名所がある)、東海大学病院の大きな建物を眺めつつ小田原厚木道路をくぐり小田急線の踏切を越える。なおも川沿の細い道を進むと下糟屋の大慈寺。そこには太田道灌(伊勢原で暗殺された。)の首塚がある。そこで最後の休憩、そして本日の目的地である伊勢原駅に到着したのは3時10分であった。

少し長めのコースだったのですが、市街地から牧歌的な農道までと変化に富んだウォーキングをお楽しみいただけたでしょうか!?

(S49観光 横山 司)