健康ウォーキングの会

2013年11月2日



10月の例会は台風の為、翌週の11月2日(土)に延期。参加者は6名(男5、女1)と少人数。曇天で夕方から雨との予報。今回は鎌倉山道歩き、その三。10時30分、鎌倉駅前は相変わらずの賑わいで、段葛を歩き三の鳥居から源氏池の端を巡り「さざれ石」を見て、頼朝の墓に詣でる。墓石前の丸に十の字の薩摩の紋を見て、その由来を知る。荏柄天神社の長い参道を抜け、滑川を渡り西に向かう。左手の杉本寺からの道との十字路にある上杉朝臣邸跡の石碑を右に折れ、衣張山ハイキングコースに入る。私的には手前から入る釈迦堂切通しの洞門を一目見たかったのだが通行禁止で遠くからでも見られないとの事・・・残念。

15分ほどの山道を登り11時45分、山頂到着。一汗かく。5分ほど眺望を楽しみ逗子ハイランド方面に下る。途中、台風で根こそぎ倒れた木を見るが、岩盤の上に浅く根を張った木では倒れても仕方ないと感じる。12時05分公園で昼食。30分後に出発。関東の富士見百景のビュウポイントを過ぎ、セイタカアワダチソウやツワブキの黄色の花や石仏を見ながらパノラマ台に上がる。稲村ケ崎の向こうに江ノ島がかすみ、逗子の町、披露山等を眺望。12時45分名越切通しに向かう。

以前、歴史散策の会で来た法性寺(ほっしょうじ)の大切岸の上部に出て1時過ぎに名越切通し(この下に横須賀線のトンネルが通る)に到着。奥のまんだら堂やぐら群は普段は史跡保全のため一般公開されていないが、10/26~12/15の土日祝は公開されていて、本日は公開日。ラッキー! 早速見学。ボランティアのガイドさんに詳しく由来を伺う。逗子市の管理になる前は個人所有で紫陽花や彼岸花で有名だったが、史跡の方は関心が無かったようで手を入れてしまったようだ。その後、史跡管理の為、紫陽花や彼岸花は処分したそうだ。裏の高台から見ると銀杏の大樹や枝垂れ桜などがあり、季節によっては素晴らしい景観が見られそうだ。

1時20分、雨が降ってきた。切通しを下り、横須賀線を渡り安国論寺、妙法寺を過ぎる頃、雨は本降り。予報より早い時雨。雨の山道は滑るので予定の祇園山ハイキングコースは避け、北に向かい祇園山の下のトンネルを抜け東勝寺跡から北条一族の腹切りやぐらにお参り。2時15分、そこでは宝戒寺の縁か高倉健さんの供えた卒塔婆を見た。雨上がりの滑川を東勝寺橋で渡り鎌倉駅に戻る。2時45分、反省会は駅前2階ティールームで鎌倉地ビールとホットドッグでお疲れ様!! 今回は初めて「まんだら堂やぐら群」が見られて大満足。釈迦堂切通しは機会をつくってなんとか見たいものだ。

小林捷二 (40経)